週刊ほっとそうる新聞

株式会社ホットソウル代表の私的な新聞です。

20131014

“無手勝流(むてかつりゅう)”

①戦わずに勝つこと(方法) *塚原卜伝の故事による
②(俗に)自己流

(三省堂 デイリーコンサイス国語・漢字辞典より)


本連載では、情報処理技術者試験「ITストラテジスト」の勉強を通じて、IT経営の実践(実戦)について思いめぐらせていきます。
あくまで個人的な思考(つまり、②の意味ですね。)であり、『IT経営の指南書』や『ITストラテジスト試験の必勝法』ではありませんので。あしからず。


まず始めに、そもそもIT経営とは何か?という話ですが、
平成22年3月に、経済産業省が発表した「IT経営ロードマップ 改訂版」より、その定義を借用しようと思います。
以下、引用です。

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IT経営とは何か(IT経営の定義)
IT投資本来の効果を享受するためには、目的なく、単に現業をIT化するだけでは、不十分であり、自社のビジネスモデルを再確認したうえで、経営の視点を得ながら、業務とITとの橋渡しを行っていくことが重要である。
このような、経営・業務・ITの融合による企業価値の最大化を目指すことを「IT経営」と定義する。
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分かったような、分からないような。。。

少し具体的に考えてみると、『単に現業をIT化する』とは、
・いままで手書きしていた伝票をパソコンで入力するようにした。
・それによって、人手で行っていたお金の計算をコンピュータで自動化できた。
といった使い方に留まっている、という感じでしょうか。

私のSEとしての経験では、もちろん、多くの業務システムはもっと色んな事できますよね。(その分、扱いも面倒くさかったり。) でも、本質的に『単に現業をIT化する』ところから脱却した使い方をされているシステムって、あまりないように思います。
・・・閑話休題。

このような使い方だけでも、業務コストの削減、業務プロセスの効率化、という目的には、ある程度かないそうです。
ただ、これだけでは、ITへの投資に見合った十分な効果は得られませんよ、というのがIT経営の考え方のようです。
なぜ、業務コストの削減、業務プロセスの効率化を目的とするだけでは不十分なのか?
その辺りは、おいおい深掘りしていきたいと思います。


さて、もう一方のITストラテジストとは何でしょう?
こちらは、情報処理技術者試験センターが発表している、対象とする人物像の説明より、その定義を借用します。
以下、引用です。

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高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者。
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うーん、こちらはチンプンカンプンですね。。。


ただこの中で、

『ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する』

という部分が、IT経営の定義にある、

『自社のビジネスモデルを再確認したうえで、経営の視点を得ながら、業務とITとの橋渡しを行っていく』

という部分とつながっていると思います。
つまり、ITストラテジストとは、経営者と協力し、IT経営を実践していく人。
であるべき。ということなのでしょう。
うんうん。そうに違いない。




☆☆☆ ちょい足しコラム ☆☆☆

IT経営ロードマップがまとめられたのは、今から3年以上も前です。
この3~4年で、“IT”を取り巻く状況って、大きく変わりましたね。
SNSが完全に市民権を得たり、それとはまたちょっと違うLINEなんてサービスが世界中でヒットしたり。
背景には、スマートフォンやタブレット端末の浸透があります。
最近では、ツイッターやSNSなども含めて、ネットワークを流れる大量のデータそのもの(ビッグデータ)を解析する技術も発達してきました。NHKでも「震災ビッグデータ」なんて番組をやってましたね。非常に興味深かったです。

IT経営の定義も(というよりその言葉自体)、見直される時期なのかもしれません。
事実、IT経営ロードマップをダウンロードできるサイト(経済産業省 IT経営ポータル)は、2010年5月を最後に更新されていません。さっき見たところ、IT経営ロードマップのリンクも、リンク先のPDFファイルが削除されてしまったみたいです。
悲しみ~。
でも、この連載は、“無手勝流”なんで。がんばります。。。



☆10月22日追記☆
IT経営ポータルのURLが、どうやら古かったようです。

こちらの方は、引き続き更新されてました!
失礼致しました。
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