週刊ほっとそうる新聞

株式会社ホットソウル代表の私的な新聞です。

20131211

和歌山県にある早和果樹園と富士通が共同で取り組んでいる、みかん作りにICTを活用する実証実験が、3年目を迎えているそうです。

ITを活用と聞くと、ハウス栽培とか工場栽培かな、と思ってしまいそうですが、違います。
露地栽培のみかん作りだそうです。
どんな取り組みなのかを簡単に紹介しますと、

1.園地内に複数台のセンサーを設置、気温・降水量・土壌温度などのデータを取得して、システムに蓄積する。
2.5千本を超える樹木1本毎にIDナンバーを付けて、状態を管理する。
3.作業員にスマホを持たせ、葉や幹の様子を写真に撮ってアップロード。そのときに気がついたことも、コメントとして一緒に入力してもらう。
4.と同時に、スマホのGPS機能で、作業員がいつ・どこで・どれくらいの時間・何の作業をしていたのかを記録する。

このようなシステムを、富士通のクラウド・コンピューティング技術を使って、構築しているそうです。
詳しくは、早和果樹園のホームページをご覧ください。
早和果樹園 | 農業クラウド


1~4のような仕組みを作ると、客観的なデータを大量に収集・蓄積、また簡単に検索できるようになります。
それを分析する事によって、正確な原価を把握できるようになったり、作物の生育に関わる小さな異変に気付きやすくなったりします。また、データが蓄積されてくれば、いつ・どんな作業を行うことが最適なのかを知ることが出来るようになります。

簡単にいうと、野村監督のID野球みたいな事なんだと思います。


では、大量のデータを集めさえすれば上手くいくのかというと、そうではなくて、肝となるのは「分析する」作業になります。

データは客観的なものであっても、分析というのは主観的な作業です。
例えば、3・3・6・2 という数字の羅列は、誰の主観も入らない客観的なものですが、
この数字の羅列の中で、3より大きな数として「6」が1つだけあるということについて、どのような意味を見出すのか、は主観的な作業になります。

主観的な作業であるがゆえに、見るたびに違う事を考えてしまうおそれもあります。
その為、効果的な分析を行うには、データを見るときの視点を定めることと、観察したデータから何らかの意味を見出す技術が必要になります。

早和果樹園の取り組みが成功しているのは、ICTを導入する事で解決したい課題と、課題解決に向かって進む上での前提事項が明確にできているからだと思います。
だから、データを観察する視点がぶれることなく、効果的な分析が行えているのでしょう。

ただ、それだけでは不十分なはずで、大量のデータの中から高品質なみかんを栽培する事にとって意味のある情報、価値のある情報を見いだす技術については、富士通から提供されているノウハウがあるものと思われます。

農業という気まぐれな自然相手の営みについて、富士通ではどのようにしてノウハウを蓄積してきたのか。
これについては、富士通が開催する無料セミナーを受講して探ってこようと思います。
セミナーは、年明け1月17日(金)の予定です。


弊社の経営理念に、「利用者の人生を豊かなものにするIT技術の提供」というのがあります。
普段、SEとして行き過ぎたIT化の現場を見ていると、理念の実現性に不安を持ってしまうのでありますが、このようなニュースを見ると、弊社の理念もきっと全うできると、勇気が湧いてくるのであります。




☆☆☆☆☆ ちょい足しコラム ☆☆☆☆☆
特定秘密保護法案が可決されてしまいましたね。
ひどいもんですよね~。なんなんでしょうか、あの茶番は。
でも、まだあきらめてはいけません。
次の選挙では、キッチリカッチリ確実に、自民・公明に引導を渡してやりましょう!
それには、まず皆で選挙に行かないと。投票率が低いと、組織票に負けてしまいますから。
子供たちの未来の為にも、安易に妥協してはいけないですよね。



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